台湾の公共交通機関のイメージってありますか?
旅行者としても、台湾に住んでみたいと考えている人にとっても、交通の利便性は気になるところ。
実は、台北をはじめとする都市部では、日本と変わらないくらい便利な交通インフラが整っているんです。
今回は、実際に台湾で生活している筆者の目線で、台湾の公共交通のリアルな様子をご紹介します!
地下鉄・バスが充実!都市部の交通はとても快適

まず驚くのは、台北MRT(地下鉄)の使いやすさ。
路線図はシンプルで分かりやすく、ホームや車内アナウンスは中国語・英語に加えて日本語もあるので、初めてでも安心して乗れます。
MRTの改札では、日本でいうSuicaやPASMOのようなICカード「悠遊卡(EasyCard)」をピッとかざすだけ。
このカード1枚で、地下鉄・バス・台湾鉄道(TRA)・コンビニ・シェアサイクルまで使えるのはかなり便利です。
市バスもアプリでルート検索でき、交通系アプリやGoogleマップと連携しているので、乗りこなせればどこへでも行けます。
地方はやや不便。でもその分“工夫”が進化中

台中や台南などの地方都市に行くと、MRTはなく、主にバスやタクシー、台湾鉄道が移動の中心になります。
特にバスは本数が少なかったり、時間があいまいだったりすることもありますが、主要エリアはカバーされています。
一方で、地方ではYouBike(シェアサイクル)が意外と活躍。
登録も簡単で、アプリで空き状況を確認してピッと乗れる気軽さが人気です。
そして、台湾はバイク文化が根付いているので、原付に乗れると一気に行動範囲が広がります。
とはいえ、最近はカーシェアや配車アプリ(Uber・台湾大車隊など)も普及していて、車がなくても十分生活できます。
個人的には大学へ通学の際に新北から台北までYouBikeやMRTを使っていました。朝や夕方の通学や業務終了時間になると、大学やMRTの付近のYouBikeはよく借り出されていて使えないことも時々ありました。
それでもMRTやバスなどしっかりとアプリやWEBサイトを見て活用するとかなり便利です。
交通もキャッシュレス・スマート化が進行中
台湾の交通インフラで感心するのが、キャッシュレス&デジタル対応の進化です。
- 悠遊卡/一卡通での交通支払い(自販機や病院でも使える!)
- LINE Payや街口支付(JKOPay)などQR決済の導入
- シェアサイクルや配車アプリとの連携
特に都市部では現金を使わずに生活できるレベルまで進化していて、「財布いらず」なだけでかなり利用が便利に感じます。
日本との違いもちらほら?
使っていて気づく、日本との違いも面白いポイントです。
- 電車やバスが少し遅れるのは当たり前(でもあまり怒る人はいない)
- MRTではガムや水を飲むのも禁止。改札前にペットボトルを口にしていたら注意されたことも…
- ICカードの使える幅がとにかく広い。駐車場から病院の会計まで、あらゆる場面で使えます。
逆に電車内でも電話で話してOK!全然マナー違反ではなく、通話している人も多いです。
まとめ:台湾の交通は“慣れたら快適”。暮らしも旅も支えてくれる存在
結論として、台湾の交通インフラは「都市部はかなり便利。地方も工夫すれば快適」。
観光だけでなく、長期滞在や移住を考えている人にも、台湾の交通事情はとても心強い存在です。
デジタル化が進み、シェアリングやキャッシュレスが当たり前の台湾の交通。
日本とは違った進化のしかたをしていて、使ってみると意外な発見があるかもしれませんよ。
おまけ:筆者がよく使っている交通アプリ
- 高德地圖(Amap):バス・MRTのリアルタイム位置がわかる
出典:Apple store - YouBike App:シェアサイクルの空き状況チェックに必須
出典Apple store