台湾で使えるQRコード決済と電子マネーまとめ【旅行・生活対応】

台湾での生活を理解するにあたって気になるのが「支払い手段」。

現金しか使えない?スマホ決済は普及している?など、知っておくと安心できる情報をまとめました。

台湾はキャッシュレス化が進んできていますが、現金文化も根強く残っています。この記事では、主要な支払い方法を具体的な利用シーンとともにご紹介します。

1. 現金(Cash)

台湾では今でも現金が必要な場面が多くあります。とくに夜市やローカル食堂、タクシーでは現金のみのところが少なくありません。

ATMや銀行での引き出し、両替が必要になる場面もあるため、最低でも数千元は現金を持ち歩くことをおすすめします。特にローカルの屋台では高額紙幣(1000元など)が嫌がられることもあるため、100元や500元札を用意しておくとスムーズです。

2. クレジットカード(Credit Card)

台北などの都市部では、ホテル、百貨店、チェーンの飲食店、コンビニなどでクレジットカードが利用できます。対応ブランドはVISAとMasterCardが主流。JCBやAMEXは使えない場所もありますので注意が必要です。

一方で、小規模店舗や市場ではカードが使えないケースも多いため、現金との併用が基本です。

個人的な体験談ですが、それでも私が台湾に来てからクレジットカードが使えるお店は増えたと思います。コンビニでも日本のクレジットカードが使えるようになったりして利便性が上がったと思います。

3. ICカード(電子マネー)

悠遊卡(EasyCard)/一卡通(iPASS)

日本でいうSuicaやPASMOのような交通系ICカードで、台湾では非常に普及しています。

【使える場所】

  • MRT(地下鉄)やバス
  • YouBike(レンタサイクル)
  • コンビニ(7-ELEVEN・全家など)
  • 一部のスーパーやカフェ

チャージは駅やコンビニで簡単にできます。特に旅行者向けには、空港やMRTの主要駅で購入可能な「悠遊卡」が便利。保証金ありの返却制度も整っており、短期旅行者にも使いやすいです。

また専用のアプリもあり、アプリを通してチャージもできます。

SuicaやPASMOのように公共交通機関に手軽に乗ることができるのに加えて、YouBikeで少し移動したい時も悠游卡があればすぐに借りることができます。

私は最初に台湾に来た時に店員さんの中国語がわからずいくら払えばいいのかわからない時に悠游卡で払っていました笑

4. QRコード決済(モバイル決済)

出典:蝦皮購物

台湾ではスマホによるQRコード決済が近年急速に普及しています。

【主要サービス】

  • 街口支付(JKOPay)
  • LINE Pay(台湾版)
  • 台灣Pay
  • Apple Pay / Google Pay(台湾のカード連携時のみ)

都市部のコンビニやドラッグストア、カフェ、夜市の一部屋台でも使える店舗が増えています。ローカルのお店でも「QRコードだけ対応」の店があるほどです。

特に街口支付(JKOPay)、LINE Pay(台湾版)、台灣Payは使えるお店が増えてきた印象です。

LINE Payは台湾ですでに1,200万人のユーザーを抱えており、2人に1人が利用している計算になります。また、全国に50万カ所の支払い拠点があり、これは台湾最多です。

ただし、日本のQR決済アプリ(PayPayなど)は台湾では使えないため、台湾国内向けサービスか、国際ブランド対応のアプリを利用する必要があります。

5. その他の支払い方法

  • Apple Pay / Google Pay / Samsung Pay:一部店舗で使用可能。ただし、台湾発行のクレジットカードと連携していることが条件となるケースが多いです。
  • ネットバンク決済(LINE Bank、街口銀行など):現地在住者向けですが、家賃や公共料金の支払いに便利です。

現地でのおすすめ組み合わせ

悠游卡やQR決済が普及していて便利ですが時々現金しか使えないお店があります。

そういった場合に備えて現地では以下のように支払い方法の組み合わせをおすすめします。

台湾のキャッシュレス事情(2025年現在)

台湾政府はキャッシュレス化を推進しており、2025年には全商業取引の70%を非現金化するという目標を掲げています。

大都市圏(台北・高雄など)ではその傾向が強まっており、屋台や市場などの小規模事業者でもQRコード決済を導入する例が増えています。

一方で、地方都市や伝統的な市場では依然として現金が主流です。そのため、柔軟な支払い方法を使い分ける意識が大切です。

まとめ|台湾では「ハイブリッド支払い」が安心

台湾での生活・旅行では、「キャッシュレスOK」とはいえ、現金+電子マネーの併用が安心です。

旅行中は、まずは悠遊卡(EasyCard)を1枚用意しておき、現金をある程度持っておくのがベスト。

長期滞在者やデジタル慣れしている方は、LINE PayやJKOPayなどのQR決済を取り入れるとさらに快適になります。

台湾を訪れる前に、ぜひご自身のスマホやカードがどこまで対応できるかをチェックして、快適な滞在をお楽しみください!

参照:

LINE Pay台灣官方數據(LINE Pay Taiwan)

中華民國數位發展部(數位發展部:Digital Affairs Ministry)

悠遊卡公司(EasyCard Corporation)

一卡通公司(iPASS Corporation)

台灣行動支付(台灣Pay / 街口支付)

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