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台湾の日系美容院事情、今勢いのあるmee.Japanにインタビュー

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提供:mee.Japan

台湾の美容院の実態

台湾の美容院と言えば、台湾シャンプーを思い浮かべる人も多いだろう。一方で、実際に住んでいる日本人からしてみれば美容院問題がかなり切実である。美容師さんの技術や雰囲気、また長時間滞在することもあるため、店自体の雰囲気など、かなり様々な問題が生じる。台湾で美容院に行くにあたって、気にしなければいけないのは言語だけではない。なんと実は台湾は美容師免許が存在しないのだ。現地の美容院は値段こそ安いが、希望通りになるか否かは、最初は賭けに近い。だからこそ特に女性は、安心な日系美容院に行く日本人がかなり多い。今回は、日系美容院のmee.Japanの梅崎さんと真司さんにインタビューさせていただき、実際の台湾の日系美容院事情を詳しく教えてもらった。

台湾に続々展開予定 mee.Japanにインタビュー

《台湾の日系美容院事情について》

───日本人と台湾人の割合はどれくらいですか?

梅崎さん:お店は、80%台湾の方です。私の担当するお客さんは90%が日本人です。

───お客さんはやはり、女の人のほうが多いですか?

梅崎さん:はい、女性が多いですね。

───お客様の年齢層はどれくらいですか?

梅崎さん:若いですね、20代30代が70%、40代が30%くらいですかね。

───日本人だとやはり、駐在の奥様と大学生が多いですか。

梅崎さん:そうですね、駐在の奥様と大学生が多いですね。

───日本人と台湾人と選ぶメニューに差はありますか?

梅崎さん:そうですねー、台湾の方だとハイライトとかブリーチとかトリートメントが多いですね。日本人だとやっぱり、大学生はブリーチとかありますけど、お子さんのいるお母さんだとハイライトとかブリーチはあまりないですね。

───ではカラーの好みの違いも同じような感じで?

梅崎さん:そうですね、台湾の女性は何でもするイメージですね。パーマもする、カラーもするっという感じで。なので、施術にかなり時間がかかりますね。

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提供:mee.Japan
もちろん、日本人受けするカラーも人気だそうだ。

───日本だと、例えば街頭にアシスタントさんが立って、宣伝していたり、雑誌やヘアカタログに広告や作品を載せてお店のブランドを宣伝してたり、またホットペッパービューティーやminimoなどのアプリを利用して来るお客さんも多いかと思いますが、台湾では、どのように宣伝しているのですか?

梅崎さん:うちはFacebookとInstagramの広告ですね。あとGOMAJIというアプリと使用している美容院もありますね。

───予約だけでなくて、飛び込みも多いんですか?

梅崎さん:いらっしゃいますね、台湾だと特に洗頭とか。けれど、私は予約でいっぱいなので厳しいですね。あと、今のような状況だと厳しいですよね…。

 

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取材させていただいた日は、平日月曜日にもかかわらず、席はお客さんで埋まっていた。

───日本の美容院だと、その場でサロン専売品を買うお客様もいらっしゃると思うのですが、台湾はどうですか?

梅崎さん:台湾結構すごいですよ、みなさん販売上手ですよ(笑)お客さんも日本よりも商品に興味を示す方が多めの印象です。ただ私は、あまり押しが強めよりも、公式ライン等で「欲しい人、興味ある人はどうですか~」という様なかたちをとっています。   

───美容師というお仕事をしていて、日本と違うな~と思うことはありますか?

梅崎さん:やることは変わらないですね~。髪型のスタイルが違うかな、特に男性!あと、お任せが多いですね。細かい色とかをブリーチしてから決めるなどというケースもあります。だから、カウンセリングの時間にかける時間が長いと思います。

───やっぱり、美容院に行くサイクル短いですか?

梅崎:うーん、台湾は髪が長い人が多いので、結構長めだと思います。

───台湾で働く日本人美容師は、多いと思いますか?

梅崎さん:この辺(中山)多いですよ。知っているだけでも5人はいます。中山と東区は多いですね。

 

《mee.JAPANについて》

───mee.Japanについて、紹介お願いします。

真司さん:私たちは、ユニクロのように、リーズナブルに高品質で完璧なサービスを受けることのできるブランドでありたいです。なぜなら、一般的に日本の製品やサービスは台湾人に品質はとてもいいですが、値段が高い印象があるからです。

───ざっと調べた感じ、他の日系美容院よりも価格帯が低めな気がしますが、カット、カラーの平均価格、と他の美容院の平均価格が分かればお願いします。

梅崎さん:聞くところによると、日本人のやるところだと1500元が普通だそうです。うちは、それよりは安く提供させていただいています。サイクルを早めるためにも、日本の技術を知っていただくためにも。

───カラー剤や薬剤等は日本のブランドのものを使用しているのですか?

梅崎さん:全部日本のものです。

───内装にこだわりは?

真司さん:大理石柄の壁と接ぎ木調の床を使用しています。この組み合わせで、比較的暖かい雰囲気を感じていただけたらなと思っています。装飾の大半は、自分の考えと室内設計士とで話し合った結果です。

───mee.Japanの今後の方向性はどのような感じですか?

真司さん:今後は、まず台湾で継続的に展開していく予定です。2020年の予定は台湾で3~4店舗、2021年にさらに3~4店舗展開し、2022年には中国大陸にまず一店舗展開してみる予定です。日本は、店長の梅崎さんが九州人なので九州に一店舗展開しようと考えています。予定は2023年、もちろん、すべての店舗で、統一したSOPで、店長の梅崎の指導を受けさせます。

───最後に何かPRがあればどうぞ!

真司さん:私たちは、ずっと、台湾式シャンプーを宣伝しています。本当に気持ちがいいですよ~。たったのNTD500(約1800円)で、マッサージも含まれます。カラーは、髪の長さに関係なくNTD1000(約3600円)です。私たちmee.Japanの価格は良心的ですが、使用してるもの全て高品質の製品です。ぜひ体験しにきてくださいね。

mee.JapanオフィシャルFacebook:https://www.facebook.com/meejapan5

‟日系”でも、リーズナブルで高品質の時代

まず、お忙しい中、取材を受けてくださったお二方に感謝である。今回取材させていただいて、気づかされることが沢山あった。まず、価格。海外における「日系」は価格帯が高めであることが「普通」であった分野で、衝撃的なリーズナブルさである。日本人の美容師に頼んでもサービス自体の値段は一律でリーズナブルな価格なのである。実は台湾、駐在員だけではなく留学生も多い。おしゃれに敏感な時期の学生にとってもリーズナブルに日本クオリティの施術を受けることができるのはありがたい。また、お客さんの80%が台湾人になりうる大きな理由の一つもこの価格であろう。今までの常識を覆す、現地によりコミットした日系美容院の形態であるといえる。次に、広告はFacebookとInstagramだけであるという点。弊社も台湾でのこれらのSNSの影響力の強さを利用したマーケティングを主に行っているが、改めてその効果の高さを感じる集客力であった。

美容業界も時代は高品質でリーズナブル、メインの宣伝方法はSNSのようである。少なくとも、台湾はすでにその域に入っている。

 

ライター:駒田優希

 

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