台湾人に愛されているドリンクスタンドの紹介!今流行っているタピオカドリンクのお店はどこ?

出典:ニコニコニュース

近年日本でのタピオカ大ブームが続いており、日本では若者の間で「タピる」と言う造語が誕生しよく使われている。海外でも日本のタピオカブームのことがメディアで紹介されていることは少なくない。前回日本に進出している台湾産のドリンクスタンド店とスイーツ店を市場規模とともに紹介したが、今回は台湾で台湾人に流行っている注目のタピオカドリンク店を紹介する。

台湾の基本情報

台湾は4月中旬から徐々に気温が上昇し、6月には30度を超えていることが多い。そのため、冷たいドリンクを飲む機会が多い。暑い夏の日は喉が渇き、片手に飲み物を持ち歩いている人をよく目にする。台湾にはいたるところにドリンクスタンド存在し、普段現地の人も気軽にタピオカドリンクやフルーツティーを購入して飲む。また、台湾人は1ヶ月に平均7.05杯飲むことがわかっている。また年々ドリンクスタンドショップは増加している。

台湾におけるドリンク市場について

台北における市民調査

50嵐やcocoはすでに多くの店舗数を持ち世界中から愛され続けているが、今回は台北における現地台湾人の間で今流行っているタピオカドリンクショップをトップ10で紹介する。

1 可不可熟成紅茶 KEBUKE

2008年、台湾 台中で設立され、その後台北を含む台湾国内に店舗を拡大した。その名の通り、紅茶屋では煮込むことができない、超濃い紅茶がメイン。近年、台湾の茶業界は紅茶ブームを起こしており、この紅茶ドリンクは見逃せない。KEBUKEでは、主に紅茶ドリンクを販売している。飲み物の種類はそれほど多くはないが品質が良いことから台湾人の中で人気がある。店内では紅茶と合う食べ物を紹介しているため、消費者は店内で赤ワインを飲むことも可能。例えば、特製紅茶の風味はフルーツが豊富であるため油っこい食べ物や焼き肉に適していたり、アヘン紅茶は軽い味、シーフードの渋みを解消する花の香りがする等。

2 春陽茶事

出典:CHUN YANG

春陽茶は、近年台湾で創業したばかりだ。しかし開店した直後には、インスタグラムで反響を呼んだことをきっかけに、台湾の有名アーティストの支持を得て、ブランドの人気が一気に高まった。春陽茶事の店内装飾はレトロなスタイルが好評だったこともあり、店舗の拡大はとても速かった。

3 波哥小處茶堂BOG Tea Shop

1991年に台南で創業し、台南の人々によって強く支持されている 「波哥」。数年前に台北の大安に支店を開設して以来、台北でも「波哥」ブランドとタピオカの美味しさが話題になった。波哥の特徴はタピオカの大きさが「大」「小」あり、タピオカの色も「黒」「白」選べる。一般的にはタピオカミルクティーが人気だが、台湾人がおすすめするドリンクは「綜合新味である。このドリンクは緑茶をベースにしたドリンクであり、その中にレモン果実やライム果実、タピオカ、愛玉が含まれている。一口飲んだだけで病みつきになるそうだ。

4 李圓圓

出典:李圓圓

2017年12月に淡水で出店した李圓圓は、わずか数ヶ月で非常に高い人気をゲットしインスタグラムの人気スポットとなっている。淡水の古い通りを歩いていると、現地人のほとんどが手に李圓圓の飲み物を持っている。人気のある飲み物は、「ブラウンシュガーラウンドピュアミルク」である。黒糖の香りでいっぱいの真珠、非常にもちもちしており、それに加えて強い乳白色の味のピュアミルク。

5 良辰吉時

出典:良辰吉時

良辰吉時は台湾のバラエティアーティストの納豆によって設立されたドリンクショップである。スターボスの祝福と温清スタイルのデザインのため、非常に人気がある。さらに、中国、香近年、中国、香港、台湾で積極的に事業を拡大している。台北には現在6店舗展開していて、非常に人気のあるドリンクスタンドである。

良辰吉時は主に4色のタピオカを使っており、1番のおすすめは火龍果珍珠鮮奶茶(ドラゴンフルーツタピオカミルクティー)であるが、他にも特製ティーの「啵爆」黑糖厚鮮奶、愛情動作草莓牛奶がある。

出典:良辰吉時

「啵爆」黑糖厚鮮奶は良辰吉時の中で一番人気ドリンク。

6 不要對我尖叫,日常茶間,

「不要對我尖叫,日常茶間,」は台湾のアーティスト、汕頭が投資したティーショップ。新鮮でシンプルなスタイル、銀と白を基調としたデザインで、お店ではお茶を飲みながら楽しむことができる。店内のインスタ映えスポットは落書きのロゴである。いくつかの簡単な文章で詩が書いてある人生観が印象的。

7 珍煮丹

これは、近年インターネットで台湾で人気のある手押し型の飲料店。最近台中1号中区に新しい店をオープンしたが、毎日長い列である。日本ではタピオカブームなため、行列ができていることはよくあるが台湾では街中に多くのドリンクスタンドが多く存在しているので、台湾で行列はとても珍しいように思える。

8 迷客夏

このドリンクスタンドの特徴は自社ブランドのミルク「綠光牛奶」を使用していること。非常に新鮮なミルクであり、ミルクを愛する人々の中で非常に人気がある。この牛ミルクを使ってドリンクを作る。おすすめドリンクは「珍珠紅茶拿鐵(タピオカ紅茶ラテ)である。台北の北部紅茶では紅茶ベースにアールグレイテが使用されているが、南中部では紅茶のベースにダージリンが使用されている。この紅茶ベースに独自開発されたミルクともちもちの蜂蜜白タピオカをブレンドしている。近年香港にも進出しとても人気。現在は台北市だけで32店舗展開している。

9 陳三鼎黑糖青蛙鮮奶創始店

陳三鼎は台湾に1店舗しかない。台北 公館駅の近くに存在している。実際には「黄金の卵」と「バボQミルク」の2つの有名なドリンクがある。しかし陳三鼎では「カエルとミルク」が最も有名である。これは黒糖タピオカに水なしでなミルクを加えたものである。甘くないドリンクは人気がないため、その多くは甘いドリンクが多く存在している。しかしもし自分で甘さや氷を調節したい場合は追加料金を払えばカスタムすることも可能である。

10 黃巾珍珠奶茶專賣店

出典:黃巾珍珠奶茶

台北の東部地区にある小さな屋台。外は目立たないように見えるが、実際には台湾のこの家族で有名なタピオカミルクティーの屋台。それは通常は黒糖で調理されているタピオカとは異なるが、蜂蜜が使用されていてタピオカは非常に柔らかく調理されている。ドリンクスタンドの前には長い列が並んでいることが多い。

台湾のドリンクスタンドの存在

台湾人にとってタピオカドリンクやドリンクスタンドは日常生活になくてはならない、必要不可欠な存在であるのではないだろうか。台湾では日本と比べてタピオカドリンクが低価格で購入できることもあり、台湾人は日頃から楽しんでいるし、まだまだ知られていないドリンクスタンドも多いであろう。日本にすでに進出している台湾発のドリンクスタンドも近年増加傾向があるが、台湾ではタピオカドリンクのみならずフルーツティー等フレッシュなフルーツジュースやお茶ドリンクも流行っているので、タピオカドリンクのみならず台湾のドリンクが今後日本でも増えるのではないか期待している。

ライター:富永千尋

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