日本では東京オリンピックや大阪万博を控えインバウンド盛り上がりをみせている。日本政府観光局(JNTO)が2018年の年間訪日外国人数が発表したデータによると、2018年は前年比8.7%増の3119万1900人で最高記録を更新。台湾からは訪日数482万人、旅行消費額は中国・韓国についで3番目の5817億円となった。台湾も近年訪台の渡航者が年々増加傾向にある状況である。
台湾のインバウンド状況
台湾観光局もインバウンドに注力しており、この10年で約240%も増加傾向にあり、2018年では約1,100万人に達している。2018年の華橋・外国籍は4:6の割になっており、上記グラフで見てわかる通り、ここ数年、規制があり大陸からの旅行者が減少傾向にあるものの外国籍の訪台増加があり増加傾向になってきている。
台湾への訪台国別TOP5
訪台国別では中国についで日本になっている。10年前と比較すると約2倍の日本人が訪台していことになるが、ここ5年では20%増と微増にとどまっている。また、日本へいく訪日台湾人が18年のべ482万と年々増加傾向あり、人口に対して4.9人に1人が日本に訪日したことがあるのに対して、日本は196万人と人口比で考えると非常に少ない計算になる。日本が微増でとどまる中、韓国からの訪台数はのべ101万9000人と10年で約6倍、5年でも2倍近く増加している。
台湾への訪台国別の年齢層
日本からの訪台の年齢層は他国と比べると20-40歳の割合が日本33%、韓国43%、香港・マカオ44%、中国大陸47%と日本は非常に低い。ただ日本は60歳以上の比率が19%と他国と比較して非常に高い傾向にある。日本はパスポートの保有率は23%と4人に1人しか保有してなくかなり低い状況にある。また50歳以上が人口の約45%以上になるため上記グラフの年齢層も高さも理解できる。
今後の台湾インバウンドは
ベトナム・タイ・フィリピンからの渡航者はここ5年で3倍以上急増しており、今後も東南アジアからの旅行者が増加する見込みになりそうだ。また16年から規制のある中国からの旅行客がどうなるかも気になるところではある。また日本は親日で日本でもタピオカや台湾の雑誌などの露出が増えてきてはいるものの、伸び悩みのがあり若年層をどれだけインバウンドさせるかが渡航者数を増加させる鍵になるのではないか。
参考
台湾観光局