約3年ぶりの更新。コロナ禍になったことで止まっていたTAIWAN LABOをこの度復活することに。コロナ収束後の2023,2024年は訪日台湾人の大きく回復し、2024年は604万4,400人となり、過去最高を記録。コロナ禍前の2019年の489万人から23.6%増となる。
2024年訪日外国人旅行消費額
2024年の訪日外国人旅行消費額は総額で8兆1,257億円。台湾は中国に次ぐ第2位の1兆897億円。全体の13.4%を占めている。第3位は韓国で9,602億円。人口比率で考えると台湾(約2,300万人)がその2倍以上の人口を持つ韓国(約5,170万人)や中国(約14億1,100万人)と同程度の消費額を持っていることがわかる。この数字からも台湾人が1年の間に何度も日本を訪れて、日本での消費活動をしていることが垣間見れる。
2024年費目別訪日外国人旅行消費額
訪日外国人の費目別の消費額を見てみると、買い物代が台湾は中国に次いでに4,014億円。台湾人の購買意欲はより高くなっている。コト体験が重要視されている一方で、地理的にも近いこと、円安の影響が追い風となり、台湾人は日本に買い物を目的の一つになっている傾向が強い。
2024年台湾人日本滞在中の買い物代内訳
実際に台湾人が日本滞在中に何を購入しているかを見ていくと、1位 靴・かばん・革製品13,228円、2位 衣類12,648円と1位、2位でアパレル・ファッション用品が費目別消費額全体の13.8%を占めている。次いで、3位 菓子類10,267円、4位 医薬品8,763円、5位 化粧品・香水6,472円。他の国と比べて、アパレル・ファッション用品、菓子類、医薬品の購入比率が高くなっている特徴がある。
まとめ
インバウンドにおいて台湾人は無視できない。爆買いや一度限りの消費ではなく、何度も日本に訪れてくれる台湾人はリピーターとなってくれる可能性が高く、マーケティングにおいても投資効果も高いと考えられる。インバウンド戦略は台湾で基盤を作って、他の国に拡げていく形がいいのではないだろうか。