台湾人が日本に訪れた際に「一蘭」が観光スポットになっていることをご存知だろうか。ここ数年、台湾で日本のラーメン一蘭ブーム。台湾人が日本旅行の際に多くの人が訪れる一蘭。一蘭に行って写真を撮り、FacebookやInstagramにアップすることがクールな現象となっている。
きっかけを作ったのは台湾インフルエンサー
台湾インフルエンサーは仕事や旅行で日本によく訪れる。インフルエンサーが一蘭のカウンターシステムが個性的という情報をSNS上に配信したことをきっかけにインフルエンサーの中で話題のラーメン店一蘭が注目の的に。カウンターシステムの他にオーダー用紙で注文し自分好みの味を作れる点も話題に。また一蘭は台湾には店舗がないことから、日本でしか体験できないことも追い風となり人気観光スポットとなる。(海外店舗は香港に2店舗のみ)
一蘭の検索ボリューム
台湾最大級のブログプラットフォーム痞客邦 (PIXNET)にて日本の有名飲食店を検索をかけてみた。一蘭は台湾に店舗を構える一風堂よりも圧倒的に検索結果が多い。多くの人が一蘭の味、体験をブログにまとめていることがわかる。またInstagramでも「一蘭拉麵」と検索してみよう。拉麵(ラーメン)とは台湾で使用されている繁体字になるので、このハッシュタグを使用しているユーザーは台湾人である可能性がでかい。毎日誰かしらがこの「一蘭拉麵」のハッシュタグを使用しアップしていることがわかる。
インフルエンサーのパワー
アジアでは通常広告よりもインフルエンサーマーケティングが効果がよく、プロモーションの鍵を握るとよく耳にする。台湾でも今回の一蘭のようにインフルエンサーの影響力はとても強く、トレンドを創り出している。以前の記事にも記載した通り、台湾では日本以上にSNSが盛り上がっていることもあり、台湾インフルエンサーのFacebookやInstagramのフォロワー数は数百万、数十万とおり、日本とは桁違いに多くの人にリーチできる。また、弊社実績からもインフルエンサーを絡めたプロモーションがうまくいっていることから、ユーザーのインフルエンサーへの信用度は非常に高い。インフルエンサーマーケティングを成功させるためのポイントとして、インフルエンサーの選択も重要だが、インフルエンサーやユーザーが情報発信したいと思わせる魅力あるコンテンツを用意できるかも鍵となる。
今回の一蘭でいうと、
・他人に教えたくなる(珍しいカウンターシステム)
・自分が特別であると感じさせる(台湾では食べれない)
魅力あるコンテンツが揃っている。
インフルエンサーパワー × コンテンツの質 = 影響力
一蘭の味が美味しいのはもちろんのことだが、とてもうまく嵌ったケースだといえる。
最後に一蘭は先日台湾進出の報道があり、台湾メディアはこぞって取り上げた。台湾のテレビ局TVBSが一蘭の社長を取材した動画はいいね!数:28,991、シェア数:8,209という数字を残し、期待の大きさを感じる。一蘭がどこのエリアに出店するかをネットで議論されているほど盛り上がっている。あまりの反響の大きさから一蘭のHPに「台湾への出店報道につきまして」という文を掲載している。
インフルエンサーきっかけで台湾での人気を不動のものにした一蘭。インフルエンサーは次はどんなトレンドを創っていくのだろうか。
TAG ASIAインフルエンサーマーケティング
現在弊社では台湾インフルエンサーを約1,000名独自ネットワーク化。2012年からの台湾でのインフルエンサーマーケティングの経験、実績を元に効果的なプランを提案。お問い合わせはこちらから。