世界中から愛されている台湾発タピオカミルクティー専門店「幸福堂」にインタビュー

今、台湾で勢いのある人気タピオカドリンク店「幸福堂」。今年5月には日本に2店舗進出している有名店だ。中でも台北西門旗揚げ店の幸福堂は毎日観光客で賑わい、大行列ができている人気店だ。今回は西門旗揚げ店の幸福堂にて、幸福堂の社長である陳泳良 Edison氏がインタビューを引き受けてくれ、今勢いがある幸福堂について深く教えてくれた。

幸福堂とは?

台湾を代表するタピオカミルクティーの1ブランド。2018年に台湾の新竹市で創業してから1年間で60店舗以上店舗拡大をし、現在では台湾国内のみならず海外にも事業を広げ、急成長中の幸福堂。今年5月には日本原宿にも進出を果たした。台湾のみならず世界中の人に愛されている幸福堂。

(以前「日本上陸している台湾発のタピオカドリンク・台湾グルメ!まとめて紹介」している。)

─── 幸福堂はどんな会社?どんな特徴のドリンクスタンド?

陳泳良 Edison:幸福堂は、1つの幸福が受け継がれたブランドです。私が子供のころに、おばあちゃんが手作りで黒糖を煮詰めて食べさせてくれました。これは、私の小さいころの記憶で、私からすると、とても幸福な気持ちでした。なので、私は、全世界でこのおいしい飲み物が飲めるように、全世界に幸福を届けたいと思っています。

─── 人気な商品は何ですか?

陳泳良 Edison:もちろん、看板メニューの黒糖タピオカミルク以外にも、最近私たちが研究開発した玫瑰金箔黑糖珍珠鮮奶(バラ金箔黒糖タピオカミルク)、金箔黑糖珍珠鮮奶(金箔黒糖タピオカミルク)ですね。金箔タピオカは私たちが初めて作り、これらの商品の世界特許を申請しました。金箔シリーズの容器もかなりこだわっていて、ダイヤモンドを模した容器になっています。

出典:幸福堂
玫瑰金箔黑糖珍珠鮮奶(バラ金箔黒糖タピオカミルク)

─── 台湾には多くのドリンクスタンドがありますが、他のドリンクスタンドとの差別化はしていますか?

陳泳良 Edison:私たちの看板商品の黒糖タピオカミルクの定価は85台湾ドル(約300円)、金箔黒糖タピオカミルクの定価は185台湾ドル(約650円)、また、バラ金箔黒糖タピオカミルクの定価は200台湾ドル(約700円)です。私たちがこれほど大胆な高めの価格設定をしているのは、他のブランドと別の区分に居たいからです。私たちは、黒糖タピオカ界のエルメスのような、高級品路線を行きたいのです。また、私たちの使用している材用は全て天然のもので、色素や防腐剤などは加えていなく、タピオカも現場で作っています。

─── 台湾での幸福堂の位置付けについてはどのように考えていますか?

陳泳良 Edison:私たちは、天然食材、若々しい、また、創意性のあるグローバル化された台湾ブランドでありたいです。

台北市西門町店は雨の日でさえ大行列ができている

─── 幸福堂は台湾の中でもかなり有名店だからどの店舗も賑わっているのを見ますが、この西門店は特に他の店舗と比べて客や国籍など違いますか?

陳泳良 Edison:この西門旗揚げ店は、西門町自体が観光客が街ぶらする場所なのでお客さんのほとんどが観光客です。テナント料が高いのでこの店舗には投資していると言えるでしょう。もちろん、現在の成果は私たちが成功しているからに見えるかもしれないけれども、西門旗揚げ店の売り上げがどんどん伸びていて、収益もかなり良いので私たちも嬉しいです。

─── 台湾で最も有名な食べ物は、小籠包やルーロー飯などの軽食ですが、今後そのような軽食ブランドを展開していくことを考えていますか?

陳泳良 Edison:もちろんあります。なぜなら、これらが台湾飲食の特徴なので、私たちも飲食業界グループのスタイルで世界に進出します。後に台湾で有名な美食である火鍋、小籠包、ジーパイ(唐揚げ)、牛肉麵などブランド化して、海外に推していきます。来年、既に台湾で他のブランド路線の店舗を開く予定です。現在既に3店舗計画が進んでいて、来年開店します。台湾に旅行に来る外国人の方にまず来て食べてみてもらいたいですね。

─── 台湾や日本、他の国ではマーケティングの仕方などを変えていますか?

陳泳良 Edison:もちろん、各国でマーケティング方式は違います。私たちは、各国で流行しているSNSをもとに各国のマーケティング方式を計画しています。なぜなら私たちの会社には違う職務の専門マーケティンググループが有るので、マーケティンググループは各国各都市のマーケットの需要に応じて各国に合ったマーケティング方式をデザイン計画します。現在私たちは既に19ヵ国に展開しているので、各種各国の違う状況に対応しなければなりません。

─── 今年5月に日本進出しているということですが、今後日本でもっと展開していくことを考えていますか

陳泳良 Edison:東京の竹下通り本店以外に、大阪と神戸で既に一店舗ずつ展開していて、日本方面では既に地域総代理店と話を進めています。のちに、日本でもっと多くの店舗を展開する予定なのですが、展開する店舗に適した場所がなかなか見つからなく、また日本の長期的発展などの関係する条件を考えていたので、比較的完璧な日本地区発展は最近はじまりました。新作の金箔シリーズは12月はじめに日本で販売開始します。

─── 今後の方向性を教えてください。

陳泳良 Edison:ブランドを発展計画の最初は、前述した通りです。私たちは、さらに多くのブランド路線を発展させて、飲食業界グループの方法で海外展開していきます。その後、分野をまたいで、バイオテクノロジー方面も計画しています。金箔パックなどの研究開発など…スキンケア商品等です。しかし、もちろん、まずは台湾市場の発展に重きを置いて、その後海外市場に推進していきたいです。

インタビューを終えて

今回忙しい私たちのインタビューに付き合っていただいた陳泳良 Edison氏ありがとうございました。幸福堂はまだスタートアップして間もない会社なのに、国内外に店舗展開し、飲料市場という枠に捉われず、新しい市場にチャレンジする姿や、新しい独特な発想や幸福堂らしさなどは社長の陳泳良 Edison氏らしいなということが伝わってきた。台湾フードや台湾飲料は日本で流行っているため、幸福堂の新しい飲食店が日本進出するのは、そう遅くはないであろう。

ライター:富永千尋

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