/  Marketing  

台湾最大級のガールズメディア「妞新聞niusnews」代表Ben氏へインタビュー

公開日: 

スクリーンショット 2016-12-26 15.53.31

先日プレスリリースも配信し弊社と業務提携を締結した、台湾最大級のガールズメディア「妞新聞niusnews」。今回「妞新聞niusnews」の代表Ben氏にインタビューし、「妞新聞niusnews」を立ち上げるまでの経緯やきっかけを聞くことができた。

「妞新聞niusnews」とは

スクリーンショット 2016-12-27 13.32.00

2011年11月18日にオープンした「妞新聞niusnews」は台湾最大級のガールズメディア。最新トレンド、ファッション、コスメ、エンタメ、トラベルなどの情報を配信。様々なイベントや場所に社員が出向き、独自取材の豊富なオリジナルコンテンツが強みである。月間PVは約6,000万、UUは550万となっている。

スクリーンショット 2016-12-26 15.57.12

Ben氏の背景

私はたくさんのことをしてきました。高校の頃から海外向けのゲームの開発を一人で始めたり、雑誌の記事を執筆もしましたね。レストランで歌うアルバイトもしました(笑)。高校のときに経験する事が出来たゲーム開発や編集の技術等が今にも生きています。

niusnews02
COOのLydia氏(左)とCEOのBen氏(右)

何故最初にゲーム会社として創業したのか

大学3年生のときに、ゲーム開発に関するプロジェクト案を考案し発表しました。そのときの教授に起業を進められ、友人と共に会社を立ち上げることになりました。「手軽で楽しい物を提供したい」という思いとチームメンバーが皆んなゲーム開発の技術を持っていたので、まずゲーム会社を創業しました。

「妞新聞niusnews」を立ち上げようと思ったのは何故か

最初に作った会社で開発したゲームが18〜35歳の女性向けのものだった為、宣伝方法を考えていた際に海外のサイトも含め、あらゆるガールズメディアについて調べました。そのとき気付いた事ですが、その当時のガールズメディアは商品紹介や商品購入を促すようなコンテンツしかなく、もっと様々なコンテンツがあってもいいのではないか感じました。若い女性はもっと多くのことを知る権利があり、機会が必要だと思っています。その機会を創ってあげるようなメディアが必要、それが私達の役目と感じガールズメディアを立ち上げました。もっと皆んなに多くのことに積極的に挑戦して、自分の世界を広げて欲しいです。

「妞新聞niusnews」を立ち上げたのはいつか

2011年の半ばあたりから準備を始めて、約半年の時間をかけて2011年11月18日にサイトをオープンしました。今年は5周年を迎え、11月19日にユーザーも招待してパーティーを開催しました。

どのように女性ユーザーのニーズを得ているか

弊社の編集チームには正社員が15人います。その中で、エンタメやライフスタイル、ビューティー等にチーム分けをし、それぞれのチームでその分野の企業との深いつながりを作っています。イベントがあると足を運んで取材をします。また、弊社には多くのパートナーがいます。彼らが「妞新聞niusnews」のサイトに最新情報を発信してくれます。主にこの2つの方法で最新の情報をキャッチして、ユーザーの反応をみて取捨選択して掲載しています。読者がたくさんあるメディアの中で私達を選んでコンテンツを読んだ後に様々なことに興味を持って満足してもらえるように試行錯誤しています。

会社経営してから一番辛かったこと

辛かった事だらけでしたね(笑)最初は作った多くのコンテンツをどのようにしたらユーザーに興味を持ってもらえるか、ファンになってもらえるかについてもの凄く考え苦労しました。また、アクセス数を安定させることにも、もの凄く時間がかかりました。約1年かけてやっと毎月100万のアクセスを獲得する事ができるようになり、おかげさまで今では毎月500万人以上の方にアクセスしてもらっています。他にも辛かったこととしては他企業とのつながりですね。メディアをやっていると必ず広告の話がついてきます。広告枠に掲載するだけでなく、キャンペーンやタイアップを開催したりしないと飽きられてしまいます。その中で、他企業とのつながりややり取りにはすごく苦労しました。

会社経営してから一番嬉しかったこと

ファンからのフィードバックですね。サイトの変化に気付いてくれてその都度メッセージをくれるファンの方もいます。ファンから「これは良かったよ!」、「こんなこともしてほしい!」など言ってもらえる事はメディアとしてこの上なく嬉しい事ですね。メディアはリーチ数が高い事だけではなく、影響力があることも凄く大事なことです。そのためファンとつながり、交流することは私達にとって凄く大切にしていることです。

「妞新聞niusnews」のミッションやビジョン

「妞新聞niusnews」は他のメディアとは少し違う位置づけにいると思うのです。私達は読者とは友達のような近い関係にあるような存在でいたいのです。記事を読んだ人が「これすごい!おもしろい!」と思っても、現実とかけ離れすぎて実行できなかったりすると意味が無いと思っています。「これすごい!おもしろい!やりたい!できそう!」と思って、実際行動してもらえるような距離感にいたいのです。最近の台湾の若い女性は自分の限界を勝手に決めてしまって、あまり積極的ではありません。行動する事によって新たな自分に出会えると思っています。私達は読者たちの1、2歩先を歩いているイメージでいます。身近にある出来事を誰よりも早く体験しリポートし発信する。読者を引っ張って行く存在でありたいです。

niusnews01
左から副編集長のClair氏、COOのLydia氏、CEOのBen氏、CTOのYu氏

スタートアップへのアドバイス

情熱を持ち続ける事ですね。起業してから本当にたくさんの壁にぶつかります。特に台湾では、うまくいっていると思われるとすぐに真似されてしまいます。真似で始めた人は、途中で何をしたらいいのかわからなくなり続きません。そういった中でも初心を忘れず、信念をもってやり続ける事が大切です。

日本の企業に台湾進出のアドバイス

台湾人は日本にものすごく良いイメージを持っています。台湾と日本はとても良い関係にあると思います。しかし、日本のブランドを台湾人はあまり詳しくありません。台湾人は日本に行くと大量に買い物をして帰ってきます。何を買うかの基準は、「見た事がある、知っているもの」、ある一定認知されているものになっています。日本企業からしたら海外、未開の地の台湾だからこそ、しっかりとブランディングを構築していくことが効果的ではないかなと思います。台湾人は日本に対して良いイメージを持っているのですぐに受け入れると考えてます。

今後の展開

今あるコンテンツの内容をより深い内容にしていきたいと考えています。それらが何かのサービスにつなげられたらと思っています。読者が記事を読んで、ただ知識を得るだけでなく、その人の行動に影響を与えたいです。最近特に力を入れている新しい旅行コンテンツ「愛玩妞」です。台湾の若い女性をターゲットにしてます。現在の若い台湾人女性の特徴としては台湾国内・日本・韓国への旅行が好きなので、そういった方々に受けるようなコンテンツを配信していきます。また最近はマレーシアでもサイトをオープンしました。中国や日本でもサイトをオープンする準備をしています。日本のコンテンツや日本進出は御社(maipple)の力を借りながら展開していければと考えてます。海外進出にもより力を入れて行こうと思っています。

インタビューを終えて

すでに台湾で知名度、PV共に最大級のガールズメディアとして君臨している「妞新聞niusnews」。日本と台湾の人口比(台湾は日本の約1/5の人口の2,400万人)を考えても、月間PV6,000万という数字はとても大きい数字だと言える。代表のBen氏のインタビューからは、ユーザーと向き合って地道に試行錯誤した結果が今の地位を築けたのではないかと思えた。今後は台湾のみならず海外のコンテンツを増やして海外展開をしていくということで、弊社としても弊社サービスを一緒に展開していくことはもちろんのこと、日本のコンテンツを供給、日系企業を紹介していくことでよりよい協力体制を築ければと思っている。日系企業の台湾進出の際には追い風になってくれるだろう。これからも流行の最先端にたって、女性の挑戦を後押ししていく「妞新聞niusnews」からは目が離せない。

Author Information

投稿数:  15

2007年株式会社ブレイキング・ニューグラウンドを設立し、ファッションメディアを開発・運営、読者モデルやブロガーを独自ネットワーク化し、ガールズマーケティング事業立ち上げ。台湾に子会社、風尚精選股份有限公司を設立し、日本同様に台湾にて影響力あるブロガーやインスタグラマーを独自ネットワーク化し、アウト・インバウンドマーケティング事業立ち上げ。その後日本法人の事業売却を行う。 2015年より株式会社maippleを設立し、代表取締役就任。台湾法人、風尚精選股份有限公司をmaippleの100%子会社に。

<  蔦屋書店海外1号店を台北にオープン

Related Posts