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台湾は良い市場?!台湾のシェアリングエコノミー事情

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シェアリングエコノミーの図
出典:Astyle

2、3年前からシェアリングエコノミーは世界で徐々に話題になっており、日本でもシェアリングエコノミーといえばAirbnbやメルカリを思い浮かべる人も少なくないであろう。その一方で台湾には3種類のシェアリングバイクが存在していたり、台湾の有名な夜市はインターネットで登録さえすれば誰でも夜市で出店できる場所をシェアしている。このように何かとシェアリングしやすい文化がある国のように感じる台湾。他にはどんなサービスがあるのだろうか。

 

シェアリングエコノミーとは

簡単に説明すると、シェアリングエコノミーとは余っている資産を個人間で共有するビジネスモデルである。

日本のシェアリングエコノミー業界の分類
出典:シェアリングエコノミー協会

日本のシェアリングエコノミーだけでもこれだけ多くのシェアリングエコノミー会社が存在する。経済を共有して、この新しいビジネスモデルは世界を席巻した。中でも、車と家を共有するという考え方は以前から受け入れられており、例えば、ユニコーン企業のUberとAirbnbはよく知られた例である。中国本土では、「站在風口上,豬也會飛上天」ということわざにあるように、傘、モバイル電源、さらには自転車さえも共有目標になっている。しかし、シェアリングエコノミーはリースと同じではない。インターネットによって駆動される新しいビジネスモデル。そのため、さまざまな共有プラットフォームが生まれ、台湾では台湾の自転車「oBike」​​や台湾独自の共有駐車スペース「USPACE」が生まれた。

 

ユニコーン企業…企業としての評価額が10億ドル(約1250億円)以上で、非上場のベンチャ企業を指す。ユニコーンのようにまれで、巨額の利益をもたらす可能性のある企業として注目されている。(参考:コトバンク)

 

シェアリングエコノミーの市場規模

日本のシェアリングエコノミー市場規模
出典:シェアリングエコノミー協会

2018年度日本のシェアリングエコノミー市場規模は約1兆,000億円であった。また、成長の課題である法制度等が解決した「課題解決シナリオ」では、2030年度には約6倍の11兆1,275億円になる見込みがたてられてる。一方で台湾では、2018年の市場規模は2,942億台湾ドル(1兆300億円)。

 

台湾はシェアリングエコノミーの位置付けが良好

台湾にも日本同様シェアリングエコノミー協会(SEAT)が存在する。台湾では、新しいものにいち早く興味をもつ国であるため、政府もシェアリングエコノミーに積極的である。台湾はインフラが充実しているため、一部の都市ではシェアリングエコノミーを発展させる大きな可能性を秘めていると言われている。台湾には、IT普及率が高いという利点があり、人々が簡単にインターネットにアクセスして、需要と供給に応じて情報を交換できるようになると、シェアリングエコノミーを促進するグローバルネットワークであると言われている。

また台湾の産業は一般にシェアリングエコノミーの概念に非常にオープンだ。「台湾の政府機関は世界的な傾向に関心があり、長年の方針を新しいビジネスモデルに合うように調整しようとしている。実際に台湾の民間部門では、既存の企業や新興企業の関心が高まっている。」とシェアリングエコノミーの概念を促進する新進協会Collab&Share Taiwanが開催したフォーラムで語った。

協会の意見は、台湾のサービスが伝統的なビジネスのやり方に挑戦し、論争を巻き起こしている配車サービス会社Uberや自転車シェアのスタートアップoBikeなどの直接の利害関係者によって始められた。oBikeのゼネラルマネージャーである王妍婷氏は、業界のプレーヤーが政府と交渉するのを支援するために同盟が必要である。政府が業界開発のビジョンを考え出す前に、規制を課すことを望んでいる。規制はしばしば時代遅れで不公平だ。と王妍婷氏は述べている。

 

台湾のシェアリングエコノミーの紹介

台湾で人気があるシェアリングエコノミーといえばEC販売サービスshopeeや料理注文・配達サービスfoodpandaなどだ。今回は台湾で行われているシェアリングエコノミーのサービスを10つ紹介する。

 

1、「雑誌業界のシェアリングエコノミー」-  boven 雜誌圖書館

雑誌図書館のシェアリングエコノミー
出典:boven

会員制の雑誌図書館であり、国内外から取り寄せた雑誌2万冊を貯蔵している。このサービスの特徴は会員の要望に合わせて様々なジャンルの雑誌を全部取り寄せていることである。雑誌図書館は会員制のため、入場の際は会員登録が必要だが、1日会員なるものがあり、こちらは1日300台湾ドル(約1,100円)で1日利用が可能。また、個人利用であれば年間1000台湾ドル(約3,500円)で年間会員になれるため、1年間利用し放題となるのが魅力な点だ。Wi-Fi も電源もあるので、雑誌を読みながら仕事をすることもできる。こちらのオーナーは元々台北のタワーレコードの雑誌部門で働いていたが、海外の雑誌をもっと台湾の人とシェアしたいという思いから2015年にオープンした

 

 2、「アイドル状態の機械加工装置のシェアリングエコノミー」- AirTMD

機械のシェアリングエコノミー
出典:airTMD

主に電化製品、スペース、蒸気機関車の共有ではなく、機械加工装置のアイテムを共有している。国立台湾大学の機械工学科の創設者である陳B輝教授は、学校内の機器および機器は政府が購入し、私財を教えるのではなく公金でなければならないと考えている。したがって、プラットフォームは、機器、機器、または機器を提供するための機器、プラットフォームの必要性のために設定されている。ユーザーに優れたOEM品質を提供しているビジネス。このプラットフォームは2015年7月に設立され、2016年4月から正式に開始している。

 

 3、「オートバイのシェアリングエコノミーUbike」-WeMo Scooter

オートバイのシェアリングエコノミー
出典:WeMo Scooter

台北市が管理しているレンタルバイク「Ubike」の WeMo Scooterは、スマートプラットフォームとITテクノロジーを使用して、共有の電気自動車を起動し、駐車と車の発見の問題を解決するだけでなく、大気汚染と騒音公害を減らすことができるサービスである。

  

4、「物だけでなく、プロフェッショナルサービスを共有」— NT150.com

プロフェッショナルサービスのシェアリングエコノミー
出典:NT150.com

自分の能力(サービス)を発揮したいが、なかなかその能力を発揮できない人とそのサービスを受けたい人のプラットフォームである。ここでのサービスとは、ロゴデザイン、映画やアニメーションの作成、音楽のアレンジ、タロット占いや1時間のチャットなど興味深いものが多くあり、金額は150台湾ドル(約500円)からのサービス。私はプロになりたい、楽しみたい、そんな人におすすめなサービスである。日本のシェアリングエコノミーだと、ANYTIMESやココナラのビジネスモデルにあたる。 

 

5、「駐車スペース用airbnb」-USPACE

駐車スペースのシェアリングエコノミー
出典:Uspace

 USPACEは駐車スペース用のAirbnbと言われている。現在使用していない駐車スペースや、外出していて未使用になっている駐車スペースの提供サービスである。通信省の統計によると、台北には外国車を除く約80万台の車両が登録されているが公共および私用の駐車スペースは67万台のみである。そのうち7つ以上が私用駐車スペースになっており、アイドル率は5%。駐車スペースの不足の問題を解決するために、USPACEは共有モードを使用して、APPを介し所有者およびユーザーと通信している。未使用の駐車スペースは1ヶ月あたり7,200台湾ドル(25,200円)の価値がある計算だ。

 

6、「配車サービス」-Go2gether

配車サービスのシェアリングエコノミー
出典:Go2gether

世界的有名なシェアリングエコノミーの代表UBERであるが、台湾のはUBERと同じような配車サービスが存在する。このサービスはアプリをダウンロードすると、位置に応じて直接ドライバーを見つけることができる。2016年に乗車サービスGo2gether big carを開始した。

 

7、「フードデリバリーサービス」-Foodpanda  空腹熊貓

フードデリバリーサービスfoodpanda
出典:Foodpanda

FoodpandaはUber Eatsのようなサービスである。こちらのサービスはもともと台湾の会社ではなく、ドイツに拠点がある会社である。現在ではアジア、中東、ヨーロッパを中心に40ヶ国で展開されているシェアリングエコノミーサービス。日本では最近フードデリバリーはUberEatの方が強いが、台湾でも非常に人気があり、フードデリバリーといえばFoodpandaがよく使われている。弊社の台湾人にも聞いたところ、よくこのサービスを使うそうだ。台湾のみならずタイやシンガポールなど東南アジアでも人気があるので、日本でも人気がでるのは時間の問題かもしれない。

 

8、「台湾での家探しサービス」-PigRent 找個窩

台湾での家探しサービスpigrent
出典:Pig Rent

PigRentは台湾での部屋探しや、空いているスペースのシェアリングサービスである。Airbnbのサービスと少し似ている。商業空間や家を探している人と空いているスペースを借りたい人向けのサービスである。このサービスは2019年に開始された非常に新しいスタートアップサービスだ。

 

9、「ネットオークションサービス」-露天拍賣

ネットオークションサービス、出典:露天拍賣
出典:露天拍賣

台湾市場で大人気な台湾の会社が運営するオークションサービスである。2018年の売上高は3,305億台湾ドル(約1兆1,568億円)で、4億以上の商品が出展されている。またこのオークションサイトは世界で4番目に大きいオークションプラットフォームであり、誰でも参加することが可能。

 

10、「フードシェアサービス」-DearChef

フードシェアリングサービス、DearChef
出典:DearChef

2016年9月にオープンしたプライベートダイニングシェアリングプラットフォームDearChef。プライベートシェフが自分のプライベートダイニングホールを開き、プライベートディナーをデザインし、そのサービスを受けたい人を招待してプライベートダイニングを楽しむ空間を提供できる。

サービスを受けたい側はDearChefでお気に入りのプライベートシェフを見つけたり、プライベートキッチンで食事を予約したり、プライベートに計画されたダイニング体験できる。サービスを受けたい側にとっては、一般的なレストランでの食事体験とは異なり、ここには知らない人や制約はなく、空間と雰囲気は完全プライベートであり快適な気分で食事を楽しむことができる。これらの人々の職人技は人々を満足させ、近くのプライベートシェフによるおいしい料理を作る過程を楽しんで、各料理に対するプライベートシェフの世話とおもてなしを感じることができる。

 

台湾のシェアリングエコノミーのこれから

Airbnb CEOのブライアン・チェスキーは、創造的なシェアサービスの多くは、シェアリングエコノミーに関与する人が多くなればなるほど、参加して使用できる人が増えると言う。世界で最も価値のある商品は「人」である。人々はローカル共有サービスを使用して、台湾のシェアリングエコノミーを強化することができる。台湾は新しいものなどが受け入れやすかったり、新しいことをどんどん取り組んで良くして行こうという人々の関心が高い傾向があるため、シェアリングエコノミーが浸透しやすい国の1つではないかと感じる。

 

ライター:富永千尋

 

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