台湾の若者文化トレンド:Z世代が注目するアプリ&サービス

台湾ではスマートフォンとSNSが若者文化の中心となっている。特にZ世代(1990年代後半~2010年代初頭生まれ)は、情報収集・コミュニケーション・娯楽の多くをアプリを通じて行うデジタルネイティブ世代である。本記事では、台湾のZ世代が注目する主要アプリやサービスを整理し、その特徴と背景を解説する。

台湾Z世代のデジタルライフスタイル

台湾はアジアの中でもインターネット普及率が非常に高く、スマートフォンを中心とした生活が一般化している。SNSや動画サービスの利用は若者ほど高く、日常生活の多くがオンラインプラットフォームと結びついている。

動画視聴サービスの利用率は非常に高く、台湾ではオンライン動画プラットフォームを視聴した経験がある人が80%以上に達している。また、短尺動画アプリの利用は特に若年層で急増しており、16~25歳のTikTok視聴率は2019年の24%から2025年には72.5%へと大幅に増加したと報告されている。

このような環境の中で、台湾のZ世代は複数のSNSやサービスを目的別に使い分けている。

台湾Z世代が使う主要SNS

1. Instagram

参考:ウェブラボ株式会社

台湾の若者にとって最も重要なSNSの一つがInstagramである。
写真や動画を通じてライフスタイルを発信する文化が強く、ファッション・グルメ・旅行などの情報収集にも利用される。

また、ストーリーズ機能やリール動画の普及により、日常の出来事をリアルタイムに共有する文化が広がっている。若者の間では「検索ツール」として使われることも多く、カフェや観光スポットを探す際にInstagramを利用するケースも多い。

2. TikTok

参考:Google Play

短尺動画プラットフォームとして急速に普及したのがTikTokである。
台湾では若年層を中心に利用が拡大しており、16~25歳の視聴率は70%以上に達している。

TikTokはエンターテインメントだけでなく、
・メイクやファッションの紹介
・グルメレビュー
・旅行Vlog

などのコンテンツが人気であり、インフルエンサーの影響力も非常に強い。企業のマーケティングにおいても重要なプラットフォームとなっている。

3. YouTube

引用:wikipedia

台湾ではYouTubeの利用率が非常に高く、若者を含む多くの世代が日常的に視聴している。オンライン動画サービスとして最も広く利用されているプラットフォームの一つである。

台湾のZ世代にとってYouTubeは
・長尺動画コンテンツ
・Vlog
・レビュー動画
などを楽しむメディアとして定着している。

特に台湾ではYouTuber文化が強く、個人クリエイターが社会的な影響力を持つケースも多い。

4. LINE

台湾ではLINEが最も普及しているコミュニケーションアプリであり、アカウント保有率は98%以上と非常に高い。

Z世代にとってもLINEは
・友人とのチャット
・グループ連絡
・学校やアルバイトの連絡

など、日常のコミュニケーション基盤となっている。

さらにLINE Payなどの決済機能や公式アカウントの情報発信も普及しており、SNSと生活サービスが一体化したプラットフォームとして利用されている。

5. BeReal.

近年Z世代の間で注目されているのがBeReal.である。
このアプリは1日1回の通知後、2分以内に写真を投稿するという仕組みで、加工されたSNS文化への反動として人気が高まった。

Z世代のSNS利用調査では、BeReal.は若者世代で特に利用率の伸びが大きいサービスとされている。

「リアルな日常を共有するSNS」として、クローズドなコミュニケーションツールとして使われるケースが増えている。

台湾Z世代の特徴:SNSの“使い分け”

台湾のZ世代のSNS利用には特徴がある。それは、複数のプラットフォームを目的別に使い分けることである。

代表的な使い分けは以下の通りである。

目的 利用サービス
友人との連絡 LINE
ライフスタイル発信 Instagram
エンタメ動画 TikTok
長尺動画 YouTube
日常共有 BeReal

このように、1つのSNSに依存するのではなく、用途ごとにサービスを使い分けるのがZ世代の特徴である。

台湾マーケティングへの示唆

台湾のZ世代向けマーケティングでは、単一のSNSだけでは十分なリーチを得ることが難しい。

特に重要なのは以下のポイントである。

・InstagramとTikTokを中心としたビジュアル訴求
・YouTubeによるストーリー型コンテンツ
・LINEを活用したコミュニティ運営

台湾ではSNSとEC、決済、コミュニケーションが密接に結びついているため、複数のプラットフォームを組み合わせた戦略が必要である。

まとめ

台湾のZ世代は、スマートフォンとSNSを中心に形成されたデジタル文化の中で生活している。

現在注目されている主なサービスは以下の通りである。

・Instagram
・TikTok
・YouTube
・LINE
・BeReal

これらのアプリはそれぞれ異なる役割を持ち、台湾の若者は目的に応じて使い分けている。

台湾市場で若者向けマーケティングを行う場合、このSNSエコシステムを理解することが重要である。

参考文献

Taiwan NCC, “Communications Market Report 2025”
https://focustaiwan.tw/culture/202601040012

サイバーエージェント次世代生活研究所「2025年Z世代SNS利用率調査」
https://webtan.impress.co.jp/n/2025/12/10/51816

SHIBUYA109 lab.「Z世代のSNS利用最新動向2025」
https://www.advertimes.com/20250828/article509730/

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