台湾で大人気!お洒落ママインフルエンサー、小貓 Ruiにインタビュー!〜前編〜

台湾出身で現在は日本在住の台湾インフルエンサーの小貓 Rui。インフルエンサー、モデルとして活動されている傍でプロのカメラマンとして写真展も開催している。日本人と結婚し子供を産み、現在は2歳児のママインフルエンサーとして活動している彼女。写真から見て取れる素敵な笑顔をもつ彼女であるが、今回は小貓 Ruiがどんな人物なのかをインタビュー。

小貓 Ruiってどんな人?

現在Instagramフォロワー数8万人以上、Facebookフォロワー数18万人以上の人気インフルエンサーの小貓 Rui。

─── この業界に入ったきっかけとそのあとの経験は?

小貓 Rui:15歳の時に友達と一緒に台湾で非常に有名なテレビ番組「我愛黑澀會」のオーディションに応募して見事合格できたことがきっかけですね。そこからテレビに露出するようになって、この番組は約2年続けました。この番組を辞めてからは、台湾で有名な「KUSO KUSO酷酷獸」という新しい番組に誘われて、この時にテレビ局と契約をしました。この番組には7人のレギュラーの女子がいたけど、私は最初にその番組をやめた人です。笑 契約は7年だったけど、私は1年ちょっとで、番組はまだ撮影の段階で辞めました。

「KUSO KUSO酷酷獸」を辞めた後は、ゲーム番組「MTV電玩瘋」のMCも勤めました。その後フリーになって今に至ります。多くの番組の仕事をやりながら、モデル業やCMの仕事はずっと続けてました。番組やめて、一時的にずっとECサイトのモデルの仕事しかやっていませんでしたが、その後カメラマンになりました。

CMにも30~40本出演したことがあります。1番知られているのは多分台湾のスーパーマーケット「全聯」のCMです。商品のティッシュの枚数を数えるために、女の子がずっと泣き続けました。その人が私でした!あと、同じインフルエンサーのChloe*吳洛儀と一緒に「青木瓜四物飲」のCMも出てました。マクドナルドのCMも多分2、3本出たことありますよ!そのあとに、モデルとして雑誌の撮影とかの仕事も入ってきました。

─── 今までやった仕事の中で一番楽しかった仕事は何?

小貓 Rui:写真撮ることと喋ることが好きですね!自分の経験や起きた出来事をみんなにシェアすることも好きだから、インタビューの仕事も結構好きですよ!笑

売れっ子タレントであった小貓 Ruiがカメラに興味を持つ

─── 先ほどカメラマンと言っていましたが、カメラマンなったきっかけとは?

小貓 Rui:モデルの仕事をしながら、時々私の納得できない写真があったんです。絶対私が撮った方が良い!という思いでカメラマンになりました。高校2年の時、自分のスタジオを立ち上げました。スタジオを立ち上げるために両親に金銭面の支援をしてもらっていたので、スタートする前にはちゃんと作業手順書とか報告書を書いて、父に提出しましたよ!スタジオを立ち上げた後、カメラマンとモデルの仕事は平行してやっていました。その頃の台湾はちょうどECサイトが流行っていたので、私はその頃もECサイトのモデルをしていました。

台湾のモデルやインフルエンサーはジャンルや枠に捕らえず、どんな仕事でもできます!ECサイトのモデルだから、ECサイトの仕事しか受けられないのではなく、CMにも出演できるし、テレビに出たりするのもできます。オファーが来たらどんな仕事もやれます。

22歳から26歳の間は、カメラマンの仕事が一番多かった時期です。モデル:カメラマン=2:8くらいでした。でも、26歳の時に妊娠して、カメラマンの仕事が一気に減って、現在は以前とは真逆でモデル:カメラマン=9:1になりましたけど…。

─── メインの仕事は?

小貓 Rui:今はカメラマンの仕事もちょこちょこやってますが、やっぱりインフルエンサーとしてPRの仕事が多いです。

─── どんな写真を撮るのが好き?

小貓 Rui:基本的になんでも好きです!ただ、私はモデル出身で、最初の頃もモデルばっかり撮ってたから、ポートレートじゃないと撮れないみたいになってました。だからわざわざ一時的に人物が主役じゃない写真をたくさん撮りました。

─── カメラマンとして自分への要求

小貓 Rui:カメラマンの仕事と比べて、インフルエンサーとしてのPR仕事は、時間的にも、コスト的にも効率が高いですね。

カメラマンの仕事オファーを受けて、もし昔の写真より良い写真を撮ることができないなら、私はそんな自分が絶対許せない。私は常に成長していきたいから、毎回毎回、前回より上手く撮りたい気持ちがモチベーションになってカメラマンとして自分への標準があって、その思いが自分へのプレッシャーになっていますね。それに私が使ってるのはデジタルカメラではなくて、フィルムカメラだから、他のカメラマンよりコストや見積もりが高いから、いい写真を撮らないと!というプレッシャーをすごく感じます。

─── フィルムカメラは何を使っている?

小貓 Rui:ヴィンテージのCanonのカメラを使っています。仕事を始めるもっと前からフィルムカメラで写真を撮り始めてたんですけど、フィルムカメラで本当に仕事し始めたのは19、20歳の時からです。

─── ちなみに写真をうまく撮るコツあれば教えてください!

小貓 Rui:私は、いつもシャッターを押しまくってますね。フィルムだからたくさん撮るともったいないとか、そうことは全然気にしません!フィルムカメラで1番大事なことは、写真を撮る「タイミング」だと思います!モデルさんのこの表情、浴びている光、今この瞬間を残したいなら、シャッターを押すことを迷っちゃいけない。普段のお出かけとか、遊びの写真とかも同じで、その瞬間の喜びの残したいなら、その瞬間にシャッターを押すしかない。だからいつもたくさん撮って、帰ってから選んだり、調整したりしていますね。あとはその撮りたい瞬間を逃さないように、私はカメラバッグなんて持っていません。いつも首に掛けていたり、手に持っていたりしてます。

家族との関わり方、家族の存在

─── インフルエンサー・モデルという仕事を家族はどんな風に応援してくれていますか?

小貓 Rui:台湾の家族は私にとって頼りにできる後ろ盾ですね。普段はお互いの事はあまり心配していないけど、本当になんかあったら両親に頼んで、何かしらの形で助けてくれますね!日本の家族は一緒にいる時間をとても大切にしてくれるのでそれだけで応援してくれている感じがします。

─── 小猫さんにとって家族はどんな存在?

小貓 Rui:時間をかけて付き添う必要がある存在だと思います。私は一人娘だから、もしいつか両親がいなくなったら、1人でも生きていけるように小さい頃から両親に自立できるように育てられてきました。高校2年の時から両親と一緒に住んでいません。当時は両親の住んでいるビルの下の階に部屋を借りて、そこで一人暮らししてました。同じ建物に住んでたけど、家事とかは全部1人でやってました。カメラマンの仕事もその時からやってて、スタジオから家に帰るのも遅いから、両親と一緒に住んでると寝ているのに起こしちゃうのも申し訳ないなと思ってました。今はもう旦那と息子と新しい家庭を築いていますが、ここでも違うルールがありますね。例えば、旦那は「晩御飯は必ず家族みんなで一緒に作って食べる」というのをすごく重視してますね。日本の家族は私の実家と違う雰囲気で、旦那のおかげで、この世には色んな形の家庭があるのを気づきました。

─── 休日の過ごし方は?

小貓 Rui:私は子供がいるから、子供を連れて公園に行ったり、遊園地に行ったりしてますね。でも、雨の日だと絶対めんどくさくなるから、雨の日は出かけません。息子は今まだ二歳だから、どこに連れて行っても多分わからないし、大きくなったら忘れちゃうから、公園でいいっか!と、出かけはいつも公園ですね!笑

─── 今年の夏はお子さんとどこに出かけて、どんなことをしたいですか?

小貓 Rui:息子も私も誕生日が7月だから、誕生日旅行として家族で一緒に沖縄にでも旅行に行こうかなと思っていたんですけど、ちょっと調べてみると1人15万円もかかるからやめました。笑 でも、2人で浴衣を着てお祭りとかには行ってみたいですね!

─── 今後お子さんと一緒に仕事していきたい、ママモデルとして頑張っていきたいなど何かありますか?将来はどんな仕事をしていきたいですか?

小貓 Rui:今も既に息子のPRの仕事を受けているんです!子供服のPRとか。どんな仕事を増やしたいとか、そういうのはあまり考えてなくて…。とりあえず仕事のオファーが来たらやりますよ!笑

インタビュー後編では

前編ではインフルエンサーになるまで、カメラマン始めるきっかけ、家族の大切さを語ってくれた小貓 Rui。後編では人気インフルエンサー小貓 Ruiのコスメ・ファッション・流行り事情をインタビューする。

>>小貓 Ruiインタビュー 〜後編〜>>

小貓 Ruiのプロフィール

台湾での過去の詳しい活動はWikipediaからも見ることができる。

ライター:富永千尋

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