台北でURBAN RESEARCHのGREEN DOWN PROJECT 概念発表 & AW19-20 秋冬新品展示会が開催
11月7日に台北のWUTZ屋子で、URBAN RESEARCHのGREEN DOWN PROJECT 概念発表 & AW19-20 秋冬新作展示会が開催された。
URBAN RESEARCHがGREEN DOWN PROJECT の一員として行っているプロジェクトの内容や商品の発表、展示が行われた。また、台湾での新作展示会は今回が初めてだということで、こだわりの詰まった展示会であった。本記事は、URBAN RESEARCHのGREEN DOWN PROJECT、秋冬の新作、展示会の様子の3項目に分けて、紹介する。
GREEN DOWN PROJECT とは
「羽毛循環サイクル社会」の実現を目指し、羽毛を循環させるしくみを確立、普及をめざしたプロジェクト。具体的には使用済みのダウンなどの羽毛製品を回収し、精製し、再び新しい羽毛製品を作っている。URBAN RESEARCHはこのプロジェクトに共感する一企業として、協力しているのだ。URをはじめとする各ブランドのダウンで、再生された羽毛を使用しているものがある。NANGA等のアウトドアブランドとのコラボ商品もあり、再生利用やデザイン性の面だけでなく、機能性までこだわりぬかれたダウンが並んでいた。
実は、URBAN RESEARCHは以前からこのようなリサイクル事業を行ってきてはいたのだが、このようにプロジェクトとして大々的に発表したのは今回のGREEN DOWN PROJECTが初めてのようだ。
URの秋冬の新作
AW19-20 秋冬新作も看板ブランドURBAN RESEARCHから、比較的リーズナブルなSENSE OF PLACEまでそれぞれのブランドで、シンプルでデザイン性の高い新作が並んでいた。AWということで、ニットやコーデュロイ素材の商品が多く見られた。
こだわりの展示会
今回、台湾で初めての展示会ということでURBAN RESEARCHのこだわりが詰まった素敵な空間となっていた。ここで何点か紹介する。
まず、場所がWUTZというシンプルでおしゃれな内装の会場であった。
実は、何十年も前の建物をリノベーションした施設である。今回のGREEN DOWN PROJECTとsustainability(持続可能性)という点でつながる場所である。
また、来場者へのノベルティはGreenroomという企業とコラボした革製品を作る際に残った切れ端を利用して作った小物であった。これもまた、sustainability(持続可能性)につながるものである。
また、なんと、地元台湾のクラフトビール酉鬼啤酒UglyHalfBeerのブースも存在した。
台湾でも、こだわり抜かれたURBAN RESEARCHの世界
Green Down Project、AW19-20 秋冬新作、そして展示会の空間まで、こだわり抜かれていて、かつ、台湾らしさもあるURBAN RESEARCHの世界を感じていただけたであろうか。
日本で、シンプルかつ高いデザイン性、質の良さ等で万人から愛され、確固たるファンをもつURBAN RESEARCH。台湾でもそのポジションをゆるぎないものにしつつあるようだ。
ライター:駒田優希