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コーヒー好きなら台湾へ!台湾の名産品コーヒーについて紹介!

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出典:forbes

ここ数年、台湾ではコーヒー文化が盛り上がっている。2012年にはUSA Todayが発表した世界の10大珈琲都市に、台北がアジアから唯一選出された。日本ではまだまだお茶の国といったイメージが強かった台湾ですが、カフェ文化の発信拠点、さらに珈琲豆の産地として世界で知られてきている。そんな台湾は赤道をはさみ北緯25度・南緯25度の間に含まれるコーヒーベルト内だ。今回は台湾の名品である珈琲について紹介する。

台湾コーヒー豆の歴史

そもそも熱帯地方にある台湾はコーヒーの栽培に適した気候を持っている。そんな台湾ではあるが、最初の歴史は、19世紀の終わりから日本統治時代にコーヒー栽培が始まった。さらには東アジア最大のコーヒー豆生産地に宣教師がきて、日本の王室に敬意を表したことにまでさかのぼることができる。洗礼の100年後、コーヒー文化は再び栄えた。翌年の12月から5月までの台湾のコーヒー豆生産シーズンでは、コーヒー農園は果樹と混ざり合い、台湾のコーヒー豆は特別なフルーツの風味を持っていることが大きな特徴になっている。一部の人々は、台湾を世界で最も幸せなコーヒー生産地として賞賛されている。良質で希少価値のある高級コーヒー豆として、世界的にも注目されていることも確かだ。

 

台湾コーヒーの生産量

台湾には様々な銘柄のコーヒーがあるが、いずれも生産量が少なく希少価値が非常に高いものばかりだ。台湾一の高さを誇る山、阿里山で生産されるコーヒーは、まず台北では手に入らないそうだ。阿里山のコーヒー豆は現地で味わうことのできるコーヒー豆、他の豆も同様にその土地以外の地域では手に入れることが難しい。生産の観点からは、世界の主要生産地域に立ち向かうことができない場合があるが、品質の面から見ると、台湾で生産されたコーヒーは世界から見ても無視できない品質になりつつある。

 

有名な台湾コーヒーブランド 台湾コーヒーのトップ8

コーヒー生産を管理する台湾農業委員会の農業食品管理局によると、現在台湾の生産地域の分布は、 高地生産エリア、中低地生産エリア、太平洋生産エリアの3つの地域に分けられている。高地生産エリアは嘉義阿里山、雲林古坑石垣地域、屏東の霧台。中低地生産エリアは雲林古坑、台南東山、南投国興。太平洋生産エリアは花蓮や台東。

 

出典:Xin Media

有名なコーヒーブランドUCCグループのスタッフが選んだ台湾のコーヒー豆ブランドを8つ紹介する。

 

嘉義阿里山閒雲居

このコーヒーは、この地域のコーヒーの特徴である魅力的な砂糖のような香りがある。阿里山コーヒーは香り高くフルーティーな味わいが楽しめるのが特徴。

・台中新社陳勝樂莊園

甘くマイルド、柑橘類とスターフルーツの香り。

台中和平神谷山莊園

このコーヒーは、発酵したフルーツ酒、香辛料、桃、柑橘類、りんご、トロピカルフルーツ、花の香り、ナッツ、キャラメル、モルトなどの良いフレーバーが醸造されている。2014年11月初めに、台中和平神谷山莊園は彰化農民協会主催「台湾コーヒーの豆鑑定」のチャンピオンを獲得し、同月末に農食品局主催の「国内高級コーヒー鑑定」で最優秀賞を受賞。

南投國姓百勝村

南投國姓向陽莊園

雲林古坑嵩岳莊園

「台湾一のコーヒー豆」として知られている。このコーヒーはしっかりとした食感と高密度で、より完全な風味と豊かな味がある。

・屏東三地門石頭莊園

・花蓮北迴歸線加納納莊園

世界バリスタチャンピオンが経営するバリスタカフェ「The Lobby of Simple Kaffa

 

台湾人は年間どのくらいのコーヒーを飲む?

出典:新頭殻

台湾人は年間6億杯のテイクアウトコーヒーを飲んでいる。年齢や性別、コーヒーの種類に関係なく、コーヒーは多くの人々の生活の一部である。近年、台湾で飲むコーヒーの割合はますます高くなり、業界はコーヒーのビジネスチャンスの波を捉えている。近年ではコンビニエンスストアやファーストフードレストランでも販売されるコーヒーの種類がますます多様化している。

 

台湾市場で人気なコーヒーチェーン店

台湾で人気なチェーン店コーヒー店
(2019/9までのデータ)

世界のコーヒーチェーン店王者はスターバックスであるが、台湾でもスターバックスがずっと王者であった。しかし今年LOUISA COFFEEが台湾の王者に君臨した。スターバックス、LOUISA COFFEEの次に台湾のコーヒーチェーン店の85℃、ブラウンカフェ、ダンテコーヒーが後に続いている。現在では台湾国内に462店舗を展開している。スターバックスとの違いは圧倒的な値段の差である。

 

2006年にオープンしたLOUISA COFFEEは、20店舗目を正式にオープンするのに6年かかった。成功の波は、店舗数が20から100に5倍増加した2012年から2015年の間にあった。重要なのは、LOUISA COFFEEが軽い朝食用アイテムの販売を開始したことである。LOUISA COFFEEのほとんどのアイテムの単価は100元未満であり、その目的は、店内に滞在している顧客に飲料や食べ物の追加を促すであった。LOUISA COFFEEの平均単価が100元以上であるという状況から判断すると、各顧客が2つ以上の商品を注文していることがわかる。そのため現在台湾ではコーヒーチェーン店ではLOUISA COFFEEとスターバックスは非常に人気なコーヒーチェーン店である。

 

台湾珈琲のこれから

台湾人は年間28億5,000万杯のコーヒーを飲み、700億元のコーヒー市場を生み出している。LOUISA COFFEEに関しては今年初めてタイに海外進出を果たしており、これからますます海外進出していく可能性が高い。日本で台湾ブームが巻き起こっている今、台湾のコーヒーチェーンが日本進出する日もそう長くはないであろう。

 

ライター:富永千尋

 

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